工務店やハウスメーカーのを選ぶとき、どうやって選べばいいのかわからないといった方が多いと思います。
建築のプロではないので、それは当たり前のこと。
工法や性能を難しい専門用語を使ってならべられても比べることは難しく、聞けば聞くほどわからなくなっていくものです。
いい工務店ならとりあえず1社に決めなくいい
福岡でいい工務店を探そうと思ったとしても、かならずしも1社に決めてしまう必要はありません。
そもそも、工法や性能を正しく理解していないの最初、工務店やハウスメーカー探しをしている時点です。
いい工務店を探そうといろいろ調べていくうちに、家に関する知識が増えていきます。
ここで1社に決めて契約し、家を建ててしまった後、初めて聞く工法や素材と出会っても後悔しか残りません。
福岡でいい工務店を決めるステップ
- 1 .気になる工務店やハウスメーカーを4~5社に絞る
- 2 .工務店や自宅などで担当者と打ち合わせをする
- 3 .プラン、見積もりを作成、値段交渉を行い1社に決める
2~3社に絞っても、完全自由設計、高耐震、ZEH、省令準耐火構造、長期優良住宅対応といった工法や性能に大きな差はありません。
もし、2社の工務店やハウスメーカーの工法、性能、素材、デザインがほとんど変わらない場合、どちらにするかを考えてみてください。
些細な違いはあっても、建築の知識をもっていなければ、その違いを見つけることは難しいと思います。
選ぶポイントはもっと別のとろこにあるといえますね。
工務店やハウスメーカーの業績をチェック
売上高が多ければ多いほどよくて、少ないと悪いというわけではありません。
社員が100名いる工務店と5名の工務店では売上高に大きな差があるのは当たり前です。
100億円、200億円の売上高があるのか、それとも1億円、2億円ほどの売上規模なのかによって、地域密着型なのか広いエリアで営業しているのかがわかります。
また、売上高が100億円あっても当期利益が100万円の会社に比べ、売上高が1億円なのに当期利益が1,000万円の会社だと後者の方が利益率は高く、会社運営に余裕があるのがわかります。
ただし、利益が少なくても、社員の給料が高く、モチベーションが高い場合もあります。
工務店チェックリストは当てにならない
工務店やハウスメーカーを選ぶ際によくある工務店チェックリスト。
参考にはしても、鵜呑みにしてはいけません。
社歴が15年以上、社長が信頼する片腕がいるか、勤続年数の長い社員がいるか、自社の強みを明確にこたえられるか、などなど。
創業100年の優良会社と言われる工務店から数人で独立した場合、知識も技術も取引先からの信頼もあるのに創業1年だから信用できないとは言えません。
逆に、優秀な人材が抜けた創業100年の工務店は人が減り、施工技術は下がるかもしれません。
社長が信頼する片腕がいますか?と聞いて、いませんと答える会社もなければ、無駄に勤続年数だけが長い社員もいます。
聞いて答えが返ってきても、それをどう証明するのかが大事です。
担当者と話してみる
気になった工務店やハウスメーカーをある程度絞ったら、直接問い合わせをしましょう。
家を建てる知識はなくて当たり前、そもそも知識があれば悩むこともありません。
深い知識があるかどうかを見分けるには、実際に質問してみることが一番ですが、担当者とのフィーリングも大事です。
家づくりの際は、担当者と何度も打ち合わせをする必要があります。
コミュニケーションがとりやすく、自分と相性の良さそうなところも大事なポイントです。
たくさんある要望をしっかりと聞き、上手くプランに取り入れてくれるかしっかりと確認し、見積もりを作成してもらいます。
注文住宅全体にかかる総工事費、付帯工事費、各工事費、諸費用など、誠実な工務店ほど詳細に書かれています。
項目ごとに内訳が表示されていれば、削る費用、追加する費用についても考えやすくなります。
最終的に値段交渉まで行い、1社に決めましょう。